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ふるさとの雪月風花
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朝日新聞は、捏造と断じてはいないが、結果的に間違った報道であった訳だから捏造と言ってよいであろう。そして、NHKは否定しているが、完全に意図的な捏造と考えてよいのではないだろうか。そもそも3年前の報道を今頃になって現地から指摘が来ること自体が通常のケアレスミスでは有り得ないことを如実に示している。捏造は視聴率や制作を下請けに安いコストで丸投げしていることから生じる民間放送局の構造的な問題と思われたが、NHKまでがやると言うことは何故だろうか。確かにNHKも視聴率を気にしていないことは無いだろうし、制作費の予算も潤沢ではない可能性もあるが、民放ほどではないと思われる。
たちが悪いのは、バラエティ番組でないのに起きていることである。番組の制作内容があらかじめ決まっていて、その内容に沿った、都合の良い事実だけが取材され、切り取られて国民の前に提供されることは、いくらでも内容を曲げて伝え、世論を誤った方向に導いていくことができる。また、NHKが意図的ないと言うことを信じたとしても、報道機関にあるまじき事実関係の確認を怠っている姿勢は、むしろ、意図的以上に問題である。意図的ならば、修正が簡単であるが、報道機関としての基本ができていないことは、簡単に修正ができない。今後も間違った報道を垂れ流している可能性があるのである。そして、そのことを意図的でないから理解していない。
-----以下、朝日新聞引用要約
NHKが国際ニュース番組「海外ネットワーク」で、2007年9月16日放送の同番組に事実関係の誤りがあったと謝罪した。インドの車社会を特集した中で、農村部の男性が車を購入し、納車を経て、家族とドライブに行くという一連の様子を放送したが、この男性は実際には車を購入していなかった。NHKによると、インドの急成長を描いた番組のなかで、農村部でも車を所有している人が増えている実態を取材したが、 3年後の今月になって、NHKに事実の確認を求める英文の投書があり、確認したところ、販売店や取材に応じた男性は車を購入していなかったことを認めたという。購入者を装ったことについては、「ニュースの取材ではなく、PRビデオか何かの取材だと思っていた」と説明したという。NHKは「取材対象者を短時間で探す過程で紹介者をせかした形になって、間違った事実を放送してしまった。記者は確認が不十分で、厳重に注意した。ただ、意図的に間違った事実を話すように依頼したことはなく、金銭も渡していない」としている。




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